【自信をつけさせる方法】サッカーで自信がない子どもへの接し方
こんにちは、宮川類です。10歳でスペインに渡り、アトレティコ・マドリードの育成組織で16歳までプレーしました。帰国後も大学サッカーを経て、現在はサッカー留学事業と育成メディア「ステドリ」を運営しています。
「最近サッカーに自信がないみたい」「ミスを怖がってチャレンジしなくなった」——お子さんの変化に気づいた親御さんからよく相談を受けます。
自信とは「自分はできる」と信じる力。これがないと、どんなに技術があってもピッチで発揮できません。
この記事でわかること
- 子どもが自信をなくす3つの原因
- 自信を取り戻すための声かけと環境づくり
- 海外の育成で「自信」をどう育てているか
子どもが自信をなくす3つの原因
① 失敗に対する周囲の反応
ミスをするたびに親やコーチに怒られる環境にいると、子どもは「ミス=悪いこと」と学習してしまいます。結果、ミスを避けるために消極的なプレーを選ぶようになる。
② 他の子との比較
「あの子はもうリフティング100回できるのに」という比較が、子どもの「自分はダメだ」という思い込みを作ります。
③ 成功体験の不足
そもそも「できた!」と思える瞬間が少ないと、自信は育ちません。レベルが高すぎる環境にいて、常に失敗ばかりだと自信は削られます。
自信を取り戻す声かけ
「過程」を認める言葉
「上手くなったね」ではなく「毎日練習してる姿、見てるよ」。結果ではなく過程(努力)を認める声かけが、子どもの内発的な自信を育てます。
「成長」に気づかせる言葉
「先月できなかったこのプレー、今日できてたよ」。過去の自分との比較で成長を実感させる。他人との比較では決してやらない。
「失敗OK」のメッセージ
「失敗してもいいんだよ。チャレンジしたことが大事」。失敗を許容する環境が、チャレンジする勇気=自信の源になります。
自信を育てる環境づくり
① 小さな成功体験を作る
今のレベルでギリギリ達成できる目標を設定する。「リフティング5回連続」「この練習メニューを3回ミスなし」など。達成感の積み重ねが自信を作ります。
② 得意なプレーを見つけて伸ばす
苦手を克服するより得意を伸ばすほうが自信はつきます。「ドリブルが上手い」「守備が粘り強い」など、その子の武器を見つけて認めてあげましょう。
③ 環境が合っていなければ変える
レベルが合わず常に失敗している場合は、環境を変えることも選択肢。「成功と失敗が半々くらいの環境」が成長にも自信にも最適です。
🌍 海外育成メモ:スペインのコーチが子どもにかける言葉で一番多いのは「ムイ・ビエン(よくやった)」。ミスした時も「次はこうしてみよう」と常にポジティブ。否定的な言葉でコーチングするのはスペインでは「悪いコーチ」とされます。ポジティブな環境が、自信のある選手を育てます。
まとめ
自信は生まれつきのものではなく、「環境」と「声かけ」で育てるものです。小さな成功体験を積み重ね、失敗を許容する環境を作り、過程を認める言葉をかけ続ける。それだけで、子どもの自信は必ず育ちます。
よくある質問(FAQ)
Q. 自信がない子どもに「自信を持て」と言っても効果がないのでしょうか?
「自信を持て」という言葉は残念ながらほとんど効果がありません。自信は言葉で与えられるものではなく、「できた」という成功体験の積み重ねからしか生まれません。大切なのは、子どもが「自分はできる」と感じられる小さな成功体験を意識的に作ること。難しすぎず、簡単すぎず、少し頑張ればできる課題(スモールステップ)を設定し、達成したら心から認めることが有効です。
Q. 試合でミスを恐れてプレーが消極的になります。どうすれば?
ミスを恐れる子どもの多くは「ミスをしたときの周囲の反応」を恐れています。まず保護者・コーチが「ミスをしても大丈夫」という雰囲気を作ることが最優先です。具体的には、ミスをした後に「次があるよ」「チャレンジしたことが大事」という言葉をかけ続けること。試合での積極的な行動(ミスをしてもチャレンジしたこと)を失敗と同じかそれ以上に褒める文化を作ることが、消極性を改善する根本的な方法です。
Q. 他の子と比べてしまう癖があります。どうすれば改善できますか?
「他の子との比較」は子どもの自己肯定感を最も損なう言動のひとつです。比較する代わりに「過去の自分との比較」を習慣にしましょう。「先月はこれができなかったのに今日できたね」という縦の成長比較が自信の積み上げにつながります。また「あの子はできるのに」という言葉の代わりに「あなたはどうすればできると思う?」という問いかけに変えることで、自分事として考える力が育ちます。
Q. 試合後に落ち込んでいる子どもにどう声をかければ良いですか?
試合後に落ち込んでいる子どもへの最初の言葉は「よく頑張ったね」の一言で十分です。負けた直後・ミスをした直後の子どもは感情的に傷ついている状態のため、分析や改善点の指摘は翌日以降に行いましょう。試合直後は感情を受け止めることに徹し、少し時間が経ってから「今日どのプレーが一番良かったと思う?」という本人の振り返りを促す問いかけが効果的です。
もっと本気で上を目指すなら——海外サッカー留学という選択肢
今回紹介した内容を実践して「もっと高いレベルでサッカーがしたい」と思ったら、海外サッカー留学という選択肢もあります。
僕自身が10歳でスペインに渡った経験から言えるのは、海外の育成環境では「個の技術」に加えて「判断力」「メンタル」「コミュニケーション力」が徹底的に鍛えられるということ。
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この記事は2026年4月時点の情報です。
文:宮川類(ステイドリームグループ株式会社 代表 / JFA公認C級コーチ / 元アトレティコ・マドリード育成組織所属)