【成長期の睡眠】サッカー少年に必要な睡眠時間と質を高める方法
こんにちは、宮川類です。10歳でスペインに渡り、アトレティコ・マドリードの育成組織で16歳までプレーしました。帰国後も大学サッカーを経て、現在はサッカー留学事業と育成メディア「ステドリ」を運営しています。
「練習も食事も頑張ってるのに、なかなか上達しない」「身長が伸びない」——もしかしたらその原因は「睡眠」にあるかもしれません。
成長期の子どもにとって、睡眠は練習や食事と同じくらい重要な「トレーニング」です。睡眠中に成長ホルモンが分泌され、筋肉の修復と成長が進みます。
この記事でわかること
- 年齢別の必要睡眠時間
- 睡眠がサッカーのパフォーマンスに与える影響
- 睡眠の質を高める5つの習慣
- 海外のアカデミーでの睡眠管理
年齢別の必要睡眠時間
小学生(6〜12歳):9〜12時間
小学生は最低9時間の睡眠が推奨されています。「8時間寝てるから大丈夫」は実は足りない可能性があります。
中学生(13〜15歳):8〜10時間
中学生になると部活や塾で就寝時間が遅くなりがちですが、成長のピーク期だからこそ睡眠が重要です。
睡眠がサッカーに与える影響
① 成長ホルモンの分泌
成長ホルモンは深い睡眠中に最も多く分泌されます。身長の伸び、筋肉の成長・修復にはこのホルモンが不可欠。寝る時間が短いと、成長ホルモンの分泌量が減ります。
② 記憶の定着(技術の習得)
練習で学んだ技術は、睡眠中に脳が「整理・保存」します。十分な睡眠を取った翌日に「昨日できなかったことが急にできるようになった」という経験はこのメカニズムです。
③ 集中力とパフォーマンス
睡眠不足は反応速度を15〜20%低下させるという研究があります。1時間の睡眠不足が、試合中の判断ミスや怪我のリスクに直結します。
睡眠の質を高める5つの習慣
① 就寝・起床時間を固定する
毎日同じ時間に寝て起きることで体内時計が安定します。週末も平日と同じ時間に起きるのが理想。週末に2時間以上遅く起きると、月曜日が「時差ボケ」状態になります。
② 寝る1時間前にスマホ・ゲームをやめる
ブルーライトは脳を覚醒させ、睡眠ホルモン(メラトニン)の分泌を抑制します。寝る1時間前からはスマホ・タブレット・ゲームを禁止にしましょう。
③ 寝室を涼しく暗くする
睡眠に最適な室温は18〜22度。暑すぎると深い睡眠が取れません。遮光カーテンで部屋を暗くすることも効果的です。
④ 練習後すぐに寝ない
激しい運動の直後は交感神経が活発で眠りにくい。練習後最低2時間は空けるのが理想。お風呂に入ってリラックスしてから布団に入りましょう。
⑤ 夕食は寝る3時間前までに済ませる
胃に食べ物が残った状態では深い睡眠が取れません。夜遅い練習がある場合は軽い補食で済ませて、翌朝しっかり食べましょう。
🌍 海外育成メモ:スペインやイングランドのアカデミーでは、寮生活の選手に対して就寝時間を厳格に管理しています。U-15以下は21:30消灯、スマホは就寝1時間前に回収。「睡眠はトレーニングの一部」という考え方が徹底されています。
まとめ
睡眠は「何もしていない時間」ではなく、体と脳が成長する最も大事な時間です。練習を頑張る→食事で栄養を摂る→睡眠で体を回復・成長させる。この3つが揃って初めてサッカーが上達します。
今日から「寝る時間」も練習メニューの一部だと思って、意識してみてください。
よくある質問(FAQ)
Q. サッカーをやっている子どもに必要な睡眠時間はどのくらいですか?
年齢によって推奨睡眠時間が異なります。小学生(6〜12歳)は9〜11時間、中学生(13〜15歳)は8〜10時間、高校生(16〜18歳)は8〜10時間が目安です。特に成長ホルモンは就寝後の最初の90分(深い睡眠=ノンレム睡眠)に最も多く分泌されます。この時間帯に良質な睡眠が取れることが身体の成長と疲労回復に直結します。スポーツをしている子どもほど睡眠時間を確保することが重要です。
Q. 塾や勉強との両立で睡眠時間が削られています。どうすれば?
現代の子どものスケジュールはとても過密になっています。まず優先すべきは「就寝時間を固定すること」です。何時間勉強しても、何時には必ず寝るというルールを家族で決めましょう。また、夜遅くのスマートフォン・ゲームの使用は睡眠の質を大きく下げます。就寝1時間前からの画面使用をやめることで、同じ睡眠時間でも睡眠の質が向上します。勉強を朝型にシフトすることも有効な解決策です。
Q. 昼寝はサッカー選手の子どもにとって有効ですか?
15〜20分程度の昼寝(パワーナップ)は、午後の集中力回復や疲労軽減に科学的な効果が確認されています。特に午後の練習前に短い昼寝を取ることで、パフォーマンスが向上するという研究もあります。ただし、30分以上の昼寝は「深い睡眠」に入ってしまい、逆に眠気や倦怠感が増す可能性があります。また夜の睡眠に影響しないよう、昼寝は午後3時までに終えることを心がけましょう。
Q. 試合前日の睡眠で注意すべきことはありますか?
試合前日の睡眠で大切なのは「いつもと同じリズムを保つ」ことです。試合に緊張して早く寝ようとしても逆に眠れない場合があります。いつもと同じ時間に就寝し、同じ習慣(読書・軽いストレッチなど)でリラックスすることが最も効果的です。また、試合前夜のカフェイン摂取(コーラ・緑茶なども含む)は避けましょう。部屋の温度は少し低め(18〜20℃)に設定すると入眠しやすくなります。
もっと本気で上を目指すなら——海外サッカー留学という選択肢
今回紹介した内容を実践して「もっと高いレベルでサッカーがしたい」と思ったら、海外サッカー留学という選択肢もあります。
僕自身が10歳でスペインに渡った経験から言えるのは、海外の育成環境では「個の技術」に加えて「判断力」「メンタル」「コミュニケーション力」が徹底的に鍛えられるということ。
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この記事は2026年4月時点の情報です。
文:宮川類(ステイドリームグループ株式会社 代表 / JFA公認C級コーチ / 元アトレティコ・マドリード育成組織所属)