宮川類
この記事の執筆・監修者 宮川 類 StayDream Group株式会社 代表取締役
元アトレティコ・マドリード ユース スペイン7年在籍 JFA公認C級コーチ

10歳でアトレティコ・マドリードのユースチームに選出され、16歳まで6年間スペインでプレー。帰国後、流通経済大学付属柏高校・慶應義塾大学SFCを経て、サッカー海外留学・挑戦のサポート事業を創業。スペイン・ドイツ・オーストラリア・韓国の4カ国で累計13名のプロ契約を実現。

13 プロ契約実績
4 対応国数
7年 スペイン在籍

サッカー留学の国選びが重要な理由

「海外でサッカーがしたい」と決めた後、最初にぶつかるのが「どの国に行けばいいのか」という問題です。

国によってサッカーのスタイル、リーグのレベル、費用、ビザ制度、日本人選手の受け入れ実績が大きく異なります。自分の目的とレベルに合った国を選ばないと、「思っていたのと違った」という結果になりかねません。

この記事では、サッカー留学先として人気のスペイン・ドイツ・オーストラリア・韓国の4カ国を、目的別・レベル別に比較します。

4カ国の特徴を一言で

  • スペイン:戦術と技術を極めたい選手向け。育成のクオリティは世界一
  • ドイツ:プロ契約のチャンスが最も現実的。日本人の受け入れ実績豊富
  • オーストラリア:英語を学びながらサッカーができる。ワーホリビザで働ける
  • 韓国:費用が最安。近距離で短期挑戦に最適

目的別おすすめの国

プロ契約を本気で目指すなら → ドイツ

ドイツは日本人選手のプロ契約実績が最も多い国の一つです。その理由は、EU外選手のビザ取得が比較的容易なこと、下部リーグ(オーバーリーガ〜レギオナルリーガ)でも選手に給与が支払われるケースがあること、日本人選手への理解と受け入れ文化があることです。

ブンデスリーガで活躍した日本人選手の影響もあり、ドイツのクラブは「日本人選手=勤勉で技術が高い」というポジティブなイメージを持っています。

技術と戦術理解を磨きたいなら → スペイン

スペインの育成は世界最高峰です。ポジショナルプレー、ビルドアップ、プレッシング。これらの戦術を体系的に学べる環境は、スペインが群を抜いています。

「プロになること」よりも「サッカーの理解度を上げること」が目的なら、スペインは最適な選択肢です。帰国後にプレーの質が劇的に変わったという声が多いです。

英語を学びながらサッカーしたいなら → オーストラリア

英語圏でサッカーに挑戦できるのはオーストラリアの最大のメリットです。ワーキングホリデービザ(18〜30歳)を使えば、現地でアルバイトをしながらサッカーを続けることが可能。「サッカー+英語+海外生活」の3つを同時に手に入れたい選手に最適です。

まず短期で海外を体験したいなら → 韓国

日本から2〜3時間のフライトで、渡航費も2万〜5万円。費用面のハードルが最も低いため、「いきなりヨーロッパは不安」という選手の第一歩として最適です。2週間〜1ヶ月の短期で複数クラブのトライアウトを回ることも可能です。

レベル別おすすめの国

高校サッカー部レベル

韓国またはオーストラリアがおすすめ。いきなりスペインやドイツの高いレベルに飛び込むよりも、まず海外の環境に慣れることが大切です。オーストラリアの州リーグ(NPL)は日本の高校サッカーと同程度〜やや上のレベルで、適応しやすいです。

大学サッカー部・社会人リーグレベル

ドイツまたはスペインが選択肢に入ります。ドイツのオーバーリーガ〜ランデスリーガ、スペインの3部〜5部相当のリーグがレベル的に合います。ここで結果を出せれば、上のカテゴリへのステップアップも現実的です。

Jリーグ経験者・元プロ

スペインの2部B以上、ドイツの3部〜レギオナルリーガが狙い目です。このレベルになるとエージェントの人脈とクラブとの直接交渉力が重要になるため、実績のあるエージェントを選ぶことが不可欠です。

費用で比較する

1ヶ月あたりの総費用(航空券+宿泊+食費+保険)の目安です。エージェント費用は含みません。

  • 韓国:15万〜25万円(最安)
  • ドイツ:35万〜55万円
  • オーストラリア:35万〜55万円
  • スペイン:40万〜60万円

長期滞在の場合、ドイツは契約すれば給与が出る可能性があり、オーストラリアはワーホリでアルバイト収入が見込めるため、実質的なコストはさらに下がります。

ビザで比較する

  • 韓国:90日以内はビザ不要。手続きゼロで渡航可能
  • スペイン:90日以内はビザ不要。91日以上は学生ビザが必要(申請に2〜3ヶ月)
  • ドイツ:90日以内はビザ不要。契約後に就労ビザに切り替え可能
  • オーストラリア:ワーキングホリデービザ(18〜30歳、約5万円)が便利。就労も可能

シーズン時期で比較する

渡航するタイミングも国選びの重要な要素です。

  • スペイン:シーズン 9月〜6月 / トライアウト 7〜8月、1月
  • ドイツ:シーズン 8月〜5月 / トライアウト 6〜7月
  • オーストラリア:シーズン 10月〜5月 / トライアウト 7〜9月
  • 韓国:シーズン 3月〜11月 / トライアウト 1〜2月

日本のサッカーシーズン(高校は4月〜1月、大学は4月〜12月)との兼ね合いで、渡航のベストタイミングを逆算しましょう。

よくある質問

Q. 複数の国に行くことはできますか?

A. はい。1回の渡航でスペインとドイツを回る、韓国で短期トライアウト後にオーストラリアに長期滞在する、といったプランも可能です。

Q. どの国が一番プロ契約しやすいですか?

A. 統計的にはドイツが日本人選手のプロ契約率が最も高いです。ただし、「契約しやすい=レベルが低い」ではなく、ビザ制度と受け入れ文化の影響が大きいです。

Q. 女子選手はどの国がおすすめですか?

A. オーストラリアとスペインが女子リーグの発展度が高く、日本人女子選手の受け入れ実績もあります。

Q. 迷ったらまず何をすればいいですか?

A. エージェントに相談して、自分のレベル・予算・目的に合った国を提案してもらうのが最も効率的です。自分では判断しにくい部分をプロの視点でアドバイスしてもらえます。

あなたに合った国を一緒に見つけましょう

StayDream Groupでは、スペイン・ドイツ・オーストラリア・韓国の4カ国すべてでサッカー留学をサポートしています。各国に現地スタッフが常駐しており、「どの国が自分に合っているか」を一緒に考えます。

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